やる気を起こす方法 ~目は臆病、手は鬼~

「目は臆病、手は鬼」という言葉をお聴きになったことはあり

ますか?

これは、三陸地方に古くから伝わることわざです。

 

何度も何度も大きな津波に襲われ、そのたびにがれきの山の中から町を立て直してきた三陸の人々の、根ばり強い生活感を感じさせます。

 

目の前にあるこなしきれない程の作業の山を見ると、心が萎えてフリーズしたようになりませんか?

そんな時は、思い煩うよりはともかく作業を始めてしまえば、手は鬼のように様に強くなって、山積みの仕事の完了に向けて進めてゆくということをこのことわざは伝えています。

 

私も山積みの課題を抱えて、朝起きることが辛くなる時があります。

 

こんな時は、「目は臆病、手は鬼」ということわざを口にして、ベッドの中で鬱々としているより、ベッドから飛び出し、体を動かし作業に取り掛かるようにしています。

 

思い煩うより、まず行動に移すこと、体を動かすことが気分の落ち込みから抜け出したり、鬱っぽい気分に支配されないコツです。

 

脳が働くから体が動くのではなく、体が動くから脳が働くのです。

 

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・・・編集後記・・・

パワーウォーキングの楽しみの一つに、道端や空き地に咲く花を見る
ことがあります。

 

10月になると、すっかり秋の装いとなるVancouverは、歩道もトレールも
枯れ葉に、覆われ花はほとんど見当たりません。

 

そんななか、ピンクのボンボリのようなアカツメクサが所々に色を添えてくれ、
目を楽しませてくれます。

アカツメクサには、別名をレッドクローバーとかムラサキツメクサという
のですが、私はモモイロクローバーと呼んでいます。(^o^)

「ももいろクローバーZ」という大変人気のガールズユニットを想像する
可愛い呼び名でしょう?(^^ゞ

 

この花は、とても役に立つ植物だと知ったのは最近です。

 

まずは、古代ローマ時代から、咳止めなどの炎症を鎮める薬草として
用いられていたようです。

 

5000年の薬草としての歴史を持つってすごいですね。

 

いまでも、女性ホルモンに似た働きがあるとして、ハーブティや
サプリとして取り入れられています。

(妊娠中や授乳中の方は摂取を控えてください。)

 

キャベツのそばに植えると害虫から守ってくれます。

また、ミツバチが集まってきますので、受粉を促進し果実を実らせる
助けになります。

子供の頃、春の田んぼに一面に咲くレンゲやモモイロクローバーを見ました。
とてもきれいでした。

ただ「キレイ~!」と思うばかりで、なぜこんなお花畑をつくるのかは知りませんでした。

あれは「緑肥」だったのですね!

マメ科の植物には根に根粒菌という粒を作る菌を保有していて、空気中の窒素を
吸い込み土壌に窒素を供給してくれていたのです。!_(゚∇゚*)_))

 

今は、安い化学肥料が緑肥にとってかわってしまい、春を告げるピンクの
お花畑はあまり見られなくなったのではないでしょうか?

 

野生化したモモイロクローバーは、夏草刈りで何度かられてもまた花をつけます。

 

5月から8月の花ですが、この北の町で10月になっても咲いてくれて、
殺風景な道端や空き地に彩を与えてくれています。

野生の強さに驚きながら、感謝です。o(^o^)o