「完璧な私」という偶像を捨てたら、もっと楽に生きられる
私たちは、多かれ少なかれ自己嫌悪を持っています。
100点満点に達せなかった80点の自分を受け入れることが出来なくて、「そんなはずはない」と現実からの逃避をする心の反応です。
ちょっとした失敗でも自分を責め、卑下する気持ちが強くわいてきて自己嫌悪に陥るのは、完全主義者の一つの習癖とも言えます。
「本当は100点取れるはずなのに、どうして80点なんだ」と思うことで自分のプライドを守っていますが、本当は自分を責めて傷つけています。
80点は失敗ではないのに、完全主義にとっては失敗です。いくらそれを責めてもその事実は消える訳ではなく嫌な気分が膨らむだけです。
この完全主義は、実際の行動というより、ココロの動きの特性です。
無意識のうちに思い描いた自分の完璧な像がココロの中にあり、そこからかけ離れた現実の自分を受け入れられない状態です。
「完璧な私」「理想な私」は、空想の産物です。人間は完璧な存在としては創造されていません。欠けたところがあって当然なのですから。
自己嫌悪に苦しむ人は、失敗というdoingに苦しんでいるのではありません。
「完全な私」という高すぎる理想が、現実を受け入れがたくしているのです。
自己嫌悪に陥りやすい人は、どんな理想像をココロの中に住まわせているかを考えてみましょう。
そして、「実現可能な目標」に切り替え、少しずつ実行しましょう。
80点をとっても、「こんなはずじゃなかった」と思うのではなく「こんなはずだったんだ」とちょっと笑ってみましょう。
そんな経験を積み重ねることで、少しずつ「失敗してもなんとかなるものだ」と考えられるようになります。
不完全な自分を受け入れることで、「自己肯定感」も高くなります。
落ち込む代わりに、次回への気力がわいてきます。
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☆・・・編集後記・・・☆
私は中学生のころから、「私は自分が大嫌い!」と公言していました。
「私は私が大好き!」というような同級生も友人もいませんでした。
自分を好きなんて言うことはカッコ悪いなんて思っていました。
「自分を嫌い」という気持ちを直そうなんて思いもしないで、自分を受け入れられない人は、他人も受け入れることが出来ないということを知ったのは、「一元の生き方」を学んでからですから、そう遠い昔のことではないです。( ̄○ ̄;)
年頃になって、恋人に「私は自分が嫌い」と言いながら、「あなたは、私を好きになって!」なんて言う態度をとっていたなんて、なんという傲慢だったことでしょうか。…(((;^^)
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
板垣多惠子