小学5年から不登校になり30才過ぎまで引きこもりを続けた人の手記
小学5年生から不登校になり30歳過ぎまで引きこもり生活を続けた男性（仮名Sさん）の手記を読みました。
厳格だった父親は、Sさんを叱りつけランドセルごと外に投げ出したそうです。
そんな父親と離婚した母親に引き取られた時、叱る人がいなくなって学校を休むことができたそうです。
一般的な不登校の原因は、「学校が詰まらない」「友達となじめない」「先生が嫌い」「勉強が苦手」などですが、彼にとっては、どれも当てはまるようであり、違うようでもあり、よくわからなかったそうです。
そんなSさんに、母親は「学校に行きなさい」とは言わなかったそうです。
その後Sさんは、20代で震災ボランティアでの被災者との出会いやフリースペースでのスタッフや利用者との対話で、つらい思いをしているのは自分だけではないことを知ったそうです。
そして癒されていきました。
心が癒されてきたころ、Sさんはお母さんに、「何故、学校へ行きなさいと
言わなかったの？」と聞いたそうです。
母親が「学校に行きなさい」とは言わなかったことで癒された
お母さんは「一番つらい状況にいたのはあなただったから」と答えたそうです。
全ての引きこもりの子に対して、Sさんのお母さんのような忍耐が正しい対応だとは言えないかもしれません。
でもSさんはお母さんの対応に感謝して、今は回復に向けて歩んでいらっしゃいます。
不登校や引きこもりの原因がなんであるかを突き止め、それに対応したり、消去したりすることで、問題を解決しようとします。
でも、本人にもその原因がなんであるかわからないこともあります。
心が風邪をひいてしまった人にとって間違いなく必要なことは、何も否定することなく丸ごと受け入れてくれる存在です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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板垣多惠子
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☆・・・気まぐれエッセー・・・☆
わたしは、ホヤ・カルノーサ（サクララン）という花を育てています。
十数年前に、友人がプレゼントしてくれ、その後挿し木で一鉢ふやしました。
とても丈夫な植物なので、簡単に増やすことはできますが、置くところがないので、これ以上は増やせません。(*´ｰ`)
ロウ細工のような星型の小さな花がドームを作る
サクラランという和名がありますが、ランの種類ではありません。
多肉植物のような厚みのある葉を持つ、ガガイモ科のつる性の植物です。
蝋細工のような小さな星型の花が十数個集まって半球状に咲き、とても甘い香りを放ちます。
通常は夏ころに1回咲くだけのようですが、我が家のホヤは年に何回か咲いてくれます。o(^o^)o
花は一度咲いたところが花座となって、そこに蕾をつけるので、3cmくらいになった花座もあります。
いつも、一鉢に5~6個くらい咲くのですが、今年はなぜかほぼすべての花座に花がついて、全部で20個咲きました。
小さな蕾が着いてから花が咲くまで何日もかかるので、毎朝蕾が成長するのを見るのが楽しみになっています。
気まぐれで可愛いホヤ・カルノーサに、一年中楽しませてもらっています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
板垣多惠子